6- The crucial hint was in the Fifth Volume. 重要なヒントは第五巻にあった!Complete
ぼくはクスノキ探しの里山散策をめいっぱい楽しんでいる。小倉の鳥見神社や臼井八幡社で素敵な巨木に出会ったが、想像していた木はもっと古くて、もっと大きく、もっとごつごつしている。そこで、『利根川図志』のページをめくっているうちに、また、「これぞ!」と思わせる挿絵を発見した。その挿絵は「神崎明神」の記事に添えられ、神社とその隣に聳え立つ巨木を描いている。 記事の内容だけでは、この巨木の種類を断定することが難しいが、小枝や果実を描いた植物スケッチも本に載っている。スケッチの右側には「山桂」と漢字で書かれ、これを「ナンジャモンジャ」と呼んでいる。普通、「ナンジャモンジャ」は特定の種類を指すものではなく、あまり見かけないような珍しい木に対する愛称として使われる。けれど、挿絵に描かれた木は、葉の形や葉脈のパターン、または果実の様子がクスノキに非常に似ている。その上、説明文には「枝葉の匂いが樟脳」と記されている。クスノキである可能性はとても高い。 ぼくはこれを見て大興奮し、すぐに調べに行こうと思った。しかし地図で確認すると、千葉NTから神崎神社までのルートは、利根川沿いのサイクリングロードを利用しても、片道35km前後で、8月のうだるような暑では、75歳のぼくにとってはちょっと厳しい。そこで、この探検は少し涼しくなるまで延期した方が良いと判断した。 I’ve been having a great time exploring the satoyama countryside while searching for a huge kusunoki that Totoro would appreciate. I met up with some spectacular trees at a local Torimi Shrine, and at the Hachiman Shrine in Usui; but still couldn’t locate one quite as old and wrinkled as I imagined. …
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